1928年、ハンブルクで「Tintenkuli Handels GmbH」として創業した。最初の製品は従来型のペン先を持たない万年筆「Tiku(Inkograph)」で、ペン先の代わりに細い鋼管を用いるヨーロッパ初のスタイログラフィックペンだった。現在の社名は商標に合わせて1970年代初頭に変更されたもので、ドイツ語で「赤い輪」を意味する。
| 創業 | 1928年 |
|---|---|
| 当初の社名 | Tintenkuli Handels GmbH |
| 創業地 | ドイツ・ハンブルク |
| 最初の製品 | Tiku(Inkograph)=ヨーロッパ初のスタイログラフィックペン |
| 社名の意味 | ドイツ語で「赤い輪(rot ring)」。1970年代初頭に商標へ合わせて改称 |
| Rapidograph | 1953年に製図ペンの代名詞的存在に |
| 初の製品 | 1928年のニブレス万年筆(通称「Tiku」)。製図用途 |
| 高級筆記具市場への参入 | 1989年、rOtring 600の発売 |
| 800シリーズ | 1993年発売(当初名称は「rOtring 600ゴールド」) |
| 現在の所有企業 | Newell Brands傘下のSanford(1998年〜) |
社名の由来である赤いリングは、現在も同社製品の軸に配され続けている。商標が先にあり、後から社名をそれに合わせたという順序で、意匠がブランドの識別性そのものになっている例といえる。
IsographやRapidographといった製図用ペンと膨大な関連製図器具で市場を席巻した。1953年にはRapidographが当時の製図ペンの代名詞と呼ばれるほどの地位を得ている。万年筆ブランドというより、製図の道具としての系譜を持つ点が他ブランドと大きく異なる。
ロットリングの出発点は製図用具である。1928年に発表した初のニブレス万年筆(後に世界で「Tiku」の愛称で親しまれた)も、技術者向けの製図用途だった。<br>一般筆記向けの高級筆記具市場へ踏み出したのは<strong>1989年のrOtring 600</strong>で、公式沿革は「The debut of the rOtring 600 marks the company entry into the upscale writing instrument market.」と記している。続く800シリーズは1993年の発売で、当初は「rOtring 600ゴールド」という名称だった。
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