1911年(明治44年)2月、阪田久五郎が広島県呉市稲荷町で初の国産万年筆(14金ペン)の製造を始めた。日露戦争後、友人が英国留学の土産に持ち帰った万年筆に衝撃を受けたことが原点とされる。1932年8月に法人化し「株式会社セーラー万年筆阪田製作所」となった。国産万年筆の草分けであり、ペン先の製造技術に強みを持つ。
| 創業 | 1911年(明治44年)2月 |
|---|---|
| 創業者 | 阪田久五郎 |
| 創業地 | 広島県呉市稲荷町 |
| 法人化 | 1932年8月「株式会社セーラー万年筆阪田製作所」 |
| 21金ペン先 | 1969年(昭和44年)製造開始。純度87.5%、世界で同社のみ |
| 代表的な技術 | 長刀研ぎ(角度で線幅が変わる手研ぎのペン先) |
| 21金ニブ搭載モデル | プロフェッショナルギア金、長刀研ぎ、海の万年筆、SHIKIORI雨音ほか(公式ショップ掲載分) |
| 長刀研ぎの復活 | 1991年頃、長原宣義が創業当時の研ぎ方を改良し現代の長刀研ぎとして復活させた |
21金ペン先を製造しているのは世界でセーラー万年筆だけとされる。製造開始は1969年(昭和44年)。21金は純度87.5%と金の含有率が高く、一般的な14金・18金より軟らかい書き味が得られる。純度が高いほど成形は難しくなるため、これを量産できること自体が同社の技術力を示している。
漢字を美しく筆記するために開発された特殊な研ぎ。ペンを持つ角度によって線の太さが変わり、とめ・はね・はらいの表情を出せる。職人が1本ずつ手作業で研ぐため生産数に限りがあり、同社を象徴する存在になっている。
最上位の「キングオブペン」、主力の「プロフィット」「プロフェッショナルギア」を軸に、透明軸でインクが見える「レアロ」、いかり(アンカー)の意匠を配したモデルなど派生が広い。筆のような書き味の「ふでDEまんねん」のような変わり種も展開する。
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