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Pilotパイロット

概要

1918年1月27日、日本初の純国産の金ペン製造に成功した並木良輔が、東京商船学校の同窓である和田正雄とともに株式会社並木製作所として設立した。1938年にパイロット萬年筆株式会社へ商号を変更している。「パイロット」という社名は、大船の先頭に立って進む水先案内人に由来する。創業者が海に関わる経歴を持つことと結びついた命名で、現在まで一貫して使われている。

ブランド基本情報(2026-09-12 確認)

創業1918年1月27日(株式会社並木製作所として設立)
創業者並木良輔、和田正雄
社名の由来大船の先頭に立って進む「水先案内人(パイロット)」
商号変更1938年にパイロット萬年筆株式会社へ
代表的な独自技術ラッカナイト製法(1925年)、キャップレス(1963年、世界初)
特徴的な機構プランジャー式吸入、エラボー、ジャスタス
創業1918年、株式会社並木製作所として(並木良輔・和田正雄)
蒔絵の系譜1926年に高蒔絵万年筆を販売。1931年、松田権六を中心に創作集団「國光會」を結成
字幅記号のSSF/SM/SFM=ソフト調。筆圧で字幅に強弱をつけやすい

蒔絵とラッカナイト製法

1925年、万年筆の劣化を防ぎ日本独特の蒔絵万年筆の製造を可能にする「ラッカナイト製法」を考案した。同年4月には国産金ペンの蒔絵万年筆が横浜港から輸出され、「世界に誇れる万年筆を作りたい」という並木良輔の構想が形になっている。この系譜は現在も同社の最上位帯や、関連ブランドの漆・蒔絵モデルへ受け継がれている。

キャップレス:世界初のノック式万年筆

1963年、世界初のキャップを持たない万年筆「キャップレス」を発売した。キャップの代わりにペン先へシャッターを備えることで、インク漏れと乾燥を防ぐ構造になっている。以降も改良を重ねながら現在まで続く長寿シリーズで、より軸の細い「デシモ」など派生モデルも展開される。

独自機構の多さ

蒔絵・キャップレスのほか、プランジャー式吸入機構、筆圧で線幅が変わる「エラボー」、ペン先の硬さを調整できる「ジャスタス」など、他社に例の少ない機構を複数展開してきた点が特徴。定価1,100円の「カクノ」から最上位の蒔絵まで価格帯の幅が非常に広い。

字幅記号の「S」はソフト調を意味する

CUSTOMシリーズ公式サイトのペン先解説によれば、字幅記号の<code>S</code>はソフト(Soft)調のペン先を指す。SF(ソフト・ファイン)/SM(ソフト・ミディアム)/SFM(ソフト・ファインミディアム)はいずれも「ソフトタッチなので、字幅の強弱が出しやすい。筆圧の弱い方向き」と説明されている。さらに柔らかいFA(フォルカン)は「SFよりもソフトタッチで毛筆のような筆跡」と位置づけられる。つまりS系は、筆圧によって線の太さに強弱をつけられる弾力性を持つ系統である。

収録モデル(11件)

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