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NamikiNamiki(ナミキ)

概要

1925年(大正14年)、創業間もない並木製作所(のちのパイロット)が海外市場進出のために蒔絵万年筆の生産を開始したことに始まる、**パイロット傘下の高級蒔絵万年筆ブランド**。漆器に金粉などを蒔き付けて精緻な絵柄を表現する蒔絵の技法を万年筆に施し、日本の伝統工芸を伝える美術工芸品として世界的に評価されている。当カタログはパイロットも10モデル収録しており、両者は同一企業の系譜にある。

ブランド基本情報(2026-09-12 確認)

起源1925年(大正14年)、並木製作所が蒔絵万年筆の生産を開始
欧米展開1926年(大正15年)より
技術指導松田権六(のちの人間国宝)
國光会の結成1931年
ダンヒル社との代理店契約1930年
現在の位置づけパイロット傘下の高級蒔絵万年筆ブランド
ブランド名の由来創業者・並木良輔および創業時の社名「株式会社並木製作所」
蒔絵万年筆の開始1925年(Namiki公式)/1926年(パイロット企業沿革)で資料間に食い違い
Namiki名義の最初期1930年、英ダンヒル社との契約による「ダンヒル・ナミキ」
現在の蒔絵師國光會の系譜を継ぐ21名(公式サイト掲載)

人間国宝・松田権六の指導

1925年、のちに人間国宝となる蒔絵師の松田権六を招いて指導を受けたことで、Namikiの蒔絵万年筆が誕生した。1931年には松田を中心として蒔絵の創作集団「國光会」が結成されている。**工芸の第一人者を製造に直接迎え入れた**という成り立ちが、このブランドの性格を決めている。

ダンヒル・ナミキ

1930年、英国のダンヒル社との間で販売代理店契約が成立した。ダンヒル社が蒔絵万年筆の美しさと品質を認めたことで欧米市場へ広がり、「ダンヒル・ナミキ」の名で世界を席巻した。この時期の個体はヴィンテージ市場でも独自の評価を持つ。

ブランド名は創業者と旧社名に由来する

「Namiki」の名は、パイロットの創業者<strong>並木良輔</strong>と、創業時の社名「株式会社並木製作所」(1918年設立)に由来する。Namiki公式サイトもこのブランドを「PILOTのルーツ」と位置づけている。<br>ブランド名義として最も早く確認できるのは、1930年に英ダンヒル社との販売代理店契約で誕生した「ダンヒル・ナミキ」万年筆で、ロンドン・パリ・ニューヨークで販売された。なお蒔絵万年筆の開始年は、Namiki公式が1925年、パイロットの企業沿革が「1926年 高蒔絵万年筆販売」としており、資料間に1年の食い違いがある(生産開始と販売開始の違いの可能性があるが、どちらも明確には区別していない)。

國光會の系譜を継ぐ21名の蒔絵師

人間国宝・松田権六を中心に1931年に結成された創作集団「國光會」の系譜は現在も続いている。公式サイトの國光會解説ページには現在活動中の蒔絵師21名が名前と銘つきで掲載され、「現在も、松田氏の意志を受け継いだ社内外の蒔絵師たちが、各地で漆芸品の製作にあたっています。そして、各々のNamiki作品には國光會および作家の銘が記されています」と記されている。

収録モデル(5件)

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